G52(ローカル座標系設定)

選択されているワーク座標系(G54 〜 G59)から加工原点をシフトさせて、新たに座標系を作るのに使用します。このとき、元のワーク座標系 G54 〜 G59 は変更されません。

G54 〜 G59 のワーク座標系だけでは足りない場合や、1箇所だけ加工原点を決めてしまえば他の箇所も自動的に加工原点が決定される場合に使用します。


G52(ローカル座標系設定)の使い方

「G52 X_ Y_ Z_ ;」の形で記述します。X, Y, Z はそれぞれ、選択されているワーク座標系からのシフト量になります。

G52 のローカル座標系をキャンセルするには、「G52 X0 Y0 Z0 ;」とするか、全軸を原点復帰させるとキャンセルされます。

G52(ローカル座標系設定)の注意点

設備にもよるかもしれませんが、設備のリセットボタンを押しても、G52 のローカル座標系はキャンセルされません。

Gコードの詳細一覧
コード機能グループ
G00位置決め(早送り)01
G01直線補間
G02, G03円弧補間、ヘリカル補間
G04ドウェル00
G08高精度制御(先行制御)
G09イグザクトストップ
G10データ設定
G17, G18, G19平面指定02
G27原点復帰チェック00
G28機械原点復帰
G30第2原点復帰
G31スキップ機能
G40, G41, G42工具径補正07
G43, G44, G49工具長補正08
G52ローカル座標系設定00
G53機械座標系設定
G54 〜 G59ワーク座標系選択12
G60一方向位置決め00
G61イグザクトストップモード13
G62自動コーナオーバライド
G63タッピングモード
G64切削モード
G65, G66, G67マクロ呼び出しG65 = 00
G66, G67 = 14
G68, G69座標回転16
G90, G91アブソリュート指令、インクレメンタル指令03

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