ヘリカル加工での送り速度

ほとんどのマシニングセンタでは、ヘリカル加工を行う場合の送り速度は、設定されている平面のみを考慮した送り速度になります。XY平面であれば、Z軸方向の切り込み量が大きくなればなるほど、実際の移動量は増えますが、一周するのにかかる時間は変わりません。実送り速度が上がるということです。(一周当たりの時間が一定)

ところが私が使用している牧野精機のマシニングセンタでは違っていました。切り込み方向の軸も考慮した送り速度になっています。切り込み量が大きくなればなるほど、一周するのにかかる時間が長くなる、つまり、指定した送り速度 = 実送り速度になっています。(実送り速度が一定)

あまり役に立ちそうもない情報ですが、各メーカーの微妙な違いを見つけるのもなかなか面白いです。


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