NC旋盤 ねじ切り

旋盤でのねじ切りは、1回のツールパスで加工してしまうと刃先が欠けてしまうおそれがあるので、切り込みを数回に分けて加工します。このときのねじの切り込み方法は大きく分けると、ラジアルインフィード、フランクインフィード、インクレメンタルインフィードの3通りがあります。


ラジアルインフィード

もっとも一般的に使用される方法で、外周または内周からねじの谷底に向かって真っすぐに切り込んでいきます。

旋盤ねじ切り ラジアルインフィード
メリット
デメリット

フランクインフィード

ねじ山の30°の角度に沿って切り込んでいく方法です。実際の加工では、ねじ山に沿って30°で加工すると、片側の切刃がワーク面をこするだけとなってしまうので、25°くらいで切り込んでいく修正フランクインフィードという方法が使用されます。

旋盤ねじ切り フランクインフィード
メリット
デメリット

インクレメンタルインフィード

フランクインフィードでの片側の切れ刃だけが摩耗しやすいという欠点を補うために、左右の切れ刃で交互に切削するように切り込んでいく方法です。

旋盤ねじ切り インクレメンタルインフィード
メリット
デメリット

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