G31(スキップ機能)

G31 は、センサを使用をしたワークの心出しや測定、工具長測定などで使用します。


G31(スキップ機能)の使い方

「G31 X_ Y_ Z_ F_ ;」の形で記述します。G01 直線補間と同様に、X, Y, Z は終点座標、F は送り速度になります。

G01の直線補間と同様に直線で移動しますが、センサに触れるとスキップ信号を設備側に出力し、残りの移動を中止して次のブロックを実行します。このときに機械座標などを読み取り計算することによって、心出しや測定を行います。

G31(スキップ機能)の注意点

G31 は指令したブロックのみで有効なワンショットなGコードです。

スキップ信号が出力された時点で軸の移動が停止し、終点座標に到達していない状態で次のブロックに移るので、その後の軸移動には注意が必要です。

Gコードの詳細一覧
コード機能グループ
G00位置決め(早送り)01
G01直線補間
G02, G03円弧補間、ヘリカル補間
G04ドウェル00
G08高精度制御(先行制御)
G09イグザクトストップ
G10データ設定
G17, G18, G19平面指定02
G27原点復帰チェック00
G28機械原点復帰
G30第2原点復帰
G31スキップ機能
G40, G41, G42工具径補正07
G43, G44, G49工具長補正08
G52ローカル座標系設定00
G53機械座標系設定
G54 〜 G59ワーク座標系選択12
G60一方向位置決め00
G61イグザクトストップモード13
G62自動コーナオーバライド
G63タッピングモード
G64切削モード
G65, G66, G67マクロ呼び出しG65 = 00
G66, G67 = 14
G68, G69座標回転16
G90, G91アブソリュート指令、インクレメンタル指令03

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