G27(原点復帰チェック)

G27 は、指令された位置に早送りで移動し、到達した位置が機械原点の場合は、その軸の状態表示ランプ”原点復帰”が点灯し、機械原点ではない場合はアラームが発生します。


G27(原点復帰チェック)の使い方

「G27 X_ Y_ Z_ P_ ;」の形で記述します。X, Y, Z は機械原点の位置決め指令で、軸移動がない場合は現在の位置が機械原点であるかをチェックします。

P は、P1 とすると機械原点の復帰チェック、P2 〜 P4 はそれぞれ第2原点〜第4原点の復帰チェックとなります。また、P を省略した場合は、機械原点復帰チェックとなります。

G27(原点復帰チェック)の注意点

G27 のメインの用途はチェック機能ですので、単純に機械原点へ移動させる場合は G28(機械原点復帰)を使用します。

Gコードの詳細一覧
コード機能グループ
G00位置決め(早送り)01
G01直線補間
G02, G03円弧補間、ヘリカル補間
G04ドウェル00
G08高精度制御(先行制御)
G09イグザクトストップ
G10データ設定
G17, G18, G19平面指定02
G27原点復帰チェック00
G28機械原点復帰
G30第2原点復帰
G31スキップ機能
G40, G41, G42工具径補正07
G43, G44, G49工具長補正08
G52ローカル座標系設定00
G53機械座標系設定
G54 〜 G59ワーク座標系選択12
G60一方向位置決め00
G61イグザクトストップモード13
G62自動コーナオーバライド
G63タッピングモード
G64切削モード
G65, G66, G67マクロ呼び出しG65 = 00
G66, G67 = 14
G68, G69座標回転16
G90, G91アブソリュート指令、インクレメンタル指令03

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