M00, M01(プログラムストップ、オプショナルストップ)
M00 のプログラムストップを実行すると、プログラムがストップし、機械も一時停止します。
M01 のオプショナルストップを実行すると、設備の操作パネルの「オプショナルストップ」のボタンが有効になっているとき、機械が一時停止します。「オプショナルストップ」ボタンが無効になっている場合には、何もせずに次のブロックを実行します。
M00、M01 のどちらで機械が停止しても、起動ボタン(自動運転ボタン)を押すと次のブロックからプログラムを再開します。
M00、M01 の注意点
M00、M01 が実行されると、主軸の回転やクーラントの吐き出しは止まります。M00 や M01 でプログラムを停止させる位置は十分な注意が必要です。
プログラムを再開して加工を継続するときは、始めに主軸を回転させるM03 や M04、クーラントの吐き出しが必要な場合は M08 などを指令する必要があります。
Mコードの詳細一覧
コード | 機能 |
---|---|
M00 | プログラムストップ |
M01 | オプショナルストップ |
M02 | プログラム終了 |
M03 | 主軸正転 |
M04 | 主軸逆転 |
M05 | 主軸停止 |
M06 | 工具交換 |
M08 | クーラントの吐出 |
M09 | クーラントの吐出停止 |
M19 | 主軸定位置停止 |
M20 | 自動電源しゃ断 |
M30 | プログラム終了と頭出し |
M33 | 工具収納 |
M98 | サブプログラム呼び出し |
M99 | サブプログラム終了 |
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