おすすめのビジネス書

大富豪の起業術

著者のマイケル・マスターソンという方は、マーケティングや起業家の世界ではかなり有名な人のようです。私もこの本を読むまで知りませんでしたが、著者の紹介ページでは「年商100億円以上の会社を2社、50億円以上の会社が2社、10億円以上の会社を10社以上保有」となっているので、桁違いにすごい人のようです。

本の内容については販売ページに書かれているのでここでは詳しく書きませんが、多くのビジネス書や経営学書と違い、著者は「小さな会社や始めたばかりの会社で最も重要なことは販売である」と解きます。名刺のデザインやオフィスのレイアウトではなく、「販売」です。従業員の給料も、購入品の支払いも、借入金の返済も、設備投資の費用も、売上も利益も、全て販売から生まれてくることを考えれば当たり前のことなのですが、多くの起業家は販売以外に時間を使いすぎて失敗します。マイケル・マスターソンは、この本の中で「販売活動とそれ以外の活動に費やす時間、創造性、費用の割合は8対2であるべきだろう」と書いています。

いくつもの会社をゼロから成長させている人が書いた本なので、経営者や管理職の方は得るものが多いと思います。また、この本では年商で4つのステージに分けて書かれており、ステージ1は年商0~100万ドル、ステージ2は100万~1000万ドルとなっています。それぞれのステージでの問題点や課題などが細かく書かれているので、多くの企業が当てはまるステージ1と2だけでも読む価値はあると思います。

ちなみに、原著のタイトルは「Ready, Fire, Aim」で、日本語では「構え、打て、狙え」と訳されています。準備ができたらすぐに実行に移し、その後で分析や調整を行えば良いという意味です。これは会社だけではなく個人の成長にとっても重要な考え方で、「構え」た後に「狙い」過ぎることによって「打つ」のが遅れ、タイミングを失ったり成長スピードが遅くなったりする人が多いのです。

※この本はネット販売のみで、本屋では売っていません。

→ 「大富豪の起業術」

同じ著者が書いた本で「大富豪の仕事術」もおすすめです。「マスタープラン」と呼ばれる計画の作り方がこの本の軸になっていて、時間の使い方や時間に対する考え方、成功するために必要なものなどについて書かれているので、経営者だけではなく、すべての人にとって役に立つ本だと思います。

マイケル・マスターソンは、高校生までは落ちこぼれで、マスタープランを実践することで人生を変えたと、この本では書かれています。

→ 「大富豪の仕事術」
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