分業のジレンマ

「NCプログラムと生産システム」で書いた通り、機械オペレーターとプログラマを分業化すると生産効率は上がりますが、仕事のやりがいの低下やグループ間の対立などが生じます。また、旋盤加工やフライス加工、磨き加工など工程別に分業化すると全体の流れが把握しにくくなるので、会社全体の効率化という面ではマイナスに働くこともあります。

現在の会社では分業は当たり前になっており、特に大きな会社では様々な業務が細分化され分業化されています。最近の若者がすぐに会社をやめてしまうという背景には、このようなやりがいの問題もあるのではないでしょうか。近年の経営学における組織論でも、従業員の仕事に対するやりがいが議論の中心になることが多くなっています。経営者の視点では、短期的に見れば分業化することで効率は上がりますが、長期的に見れば会社は発展しにくいのです。


効率とやりがいの両立

効率とやりがいを両立するには何らかの仕組みが必要になります。それは具体的に「この方法が良い」ということは言えませんが、日々の業務に変化を持たせたり、一定期間毎に配置換えをするなどして、従業員の仕事がマンネリ化しないようにすることが大切です。同じ作業を続けていればその作業に関する技術は向上し一時的に効率は上がりますが、やがてこの方法が一番良いという固定観念から技術力は頭打ちになってしまいます。

非日常を体験するのも良い方法だと思います。社内での勉強会も悪くはないのですが、やはり会社の外に出ることが一番の刺激になります。同業の会社の工場を見学させてもらったり、全く別の分野の会社見学なども良い刺激となります。

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