用語集

A〜Z

EOB

End Of Block の略。ブロックの終わりにつける「 ; 」セミコロンのこと。

Gコード

NCプログラムの基本的な指令のひとつ。準備機能とも呼ばれる。アルファベットの「G」とそれに続く数字で表される。

Mコード

NCプログラムの基本的な指令のひとつ。補助機能とも呼ばれる。アルファベットの「M」とそれに続く数字で表される。

NC

Numerical Control(数値制御)の略。工具の移動や機械の動作を、数値情報で制御する技術。

NC工作機械

数値制御装置(NC)が備わっている工作機械で、切削や研削などの加工を自動的に行える。

NCプログラム

NC工作機械を動作させるための指令が記述されたもの。

NC旋盤

NC機能を備えた旋盤。

あ行

アドレス

NCプログラムでの指令の種類を示すアルファベット。G、M、S、F、Tなどがある。

送り速度

各軸の移動速度。単位は、NCフライス盤などでは通常mm/min。旋盤などではmm/rev。NCプログラムではアルファベットの「F」とそれに続く数字で表される。

か行

機械座標

設備自体が持っている固有の座標。

工具径補正

NCプログラムで指定された経路を、使用する工具の半径分だけ自動的に補正して加工する機能。

工具番号

ATC(自動工具交換)用の工具をしまうマガジンの番号。

コモン変数

「#100〜#199」と「#500〜#999」までの変数で、メインプログラムとマクロプログラムどちらからも使用できる共通の変数。設備の機種やオプションによって使用できる番号は異なる。

さ行

シーケンス番号

NCプログラムの行数などを管理する番号。アルファベットの「N」とそれに続く数字で表される。

システム変数

#1000 以上の変数で、補正関係や設備の状態を扱う。制御装置によって番号は異なる。

主軸回転数

主軸の回転速度。単位はrpm(revolution / minute)。NCプログラムではアルファベットの「S」とそれに続く数字で表される。

条件分岐

設定された条件を満たした場合に処理を実行する命令。IF文とも呼ばれる。

絶対座標

設定された原点を基準とした座標。ワーク座標とも呼ばれる。

相対座標

オペレーターが自由に変更できる座標。または現在位置を基準とした座標。

た行

注釈

NCプログラム内の「()」で括られた部分。プログラムでは読み込まれず無視される。プログラムや変数の内容などのコメントに使用される。

データスタート/データエンド

プログラムの開始と終了につける「%」。

な行

は行

ブロック

NCプログラムでの行の始まりから終わりまでのこと。

プログラム番号

プログラムを識別するための番号。アルファベットの「O」とそれに続く数字で表される。制御装置によっては数字以外にアルファベットが使えるものもある。

変数

データを一時的に保存する入れ物。

ま行

マクロ

繰り返し使用されるプログラムを部品化したもの。

マシニングセンタ

自動工具交換機能(ATC)を備えたNCフライス盤。

未定義変数

数値が代入されていない空の変数。#0 は常に中身が空で、数値を代入できない。

無条件分岐

指定されたシーケンス番号のあるブロックへ無条件にジャンプさせる命令。「GOTO」とそれに続く数字で表される。

や行

ら行

ローカル変数

#1〜#33 までの変数で、メインプログラムとマクロプログラムでそれぞれ独立している変数。

わ行

ワーク座標

設定された原点を基準とした座標。絶対座標とも呼ばれる。

ワード

NCプログラムでの指令の最小単位。アドレスとそれに続く数値で構成されている。


お知らせ

当サイトのPDF版を作成しました。教育資料やリファレンスとして使用して頂ければと思います。

→ NCプログラムの教科書

上級編も作成しました。

→ NCプログラム上級編
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