OH-OSP-HMU システム変数一覧

「OH-OSP-HMU」のシステム変数とその用途の一覧表と、各システム変数の使い方の説明になります。


システム変数用途
VZOF*[ ]原点オフセット量
VTOFH[ ]工具長補正量
VTOFD[ ]工具径補正量
VPSL*+ストロークエンドリミット値
(ユーザパラメータ)
VNSL*−ストロークエンドリミット値
(ユーザパラメータ)
VBLC*バックラッシュ補正量
VINP*インポジション幅
VHPI*ホームポジション用インポジション幅
VMOF*機械座標系原点
VPPL*+プログラマブルストロークエンド
(ユーザパラメータ)
VNPL*−プログラマブルストロークエンド
(ユーザパラメータ)
VHPP*[ ]ホームポジション位置
VSAP*[ ]センサ接触値
VNCOM[ ]自動化コミニュケーション
VRCO*演算値
VAPA*現在値
VACOD現座標系番号
VATOL現工具番号
VNTOL次工具番号
VSPCO座標系・工具データ組数
(NC仕様コードNo.2)
VSPSBサブプログラム用仕様コード
(NC仕様コードNo.24)
VMLOKマシンロック
VGRH三次元グラフィック視覚度 H
VGRV三次元グラフィック視覚度 V
VPCNTプリンタコントロール
VOK1自動化仕様判定結果1
VOK2自動化仕様判定結果2
VNUM測定番号
VINTGプリンタコントロール
VPRTプリンタコントロール
VTLCN現工具番号
VTLNN次工具番号
VFST工具長・折損切替フラグ
VFDMX送り速度クランプ値
VGCLRグラフィックカラー指定
VINCHプログラム単位系
VRSTTシーケンス復帰中フラグ
VDTIM[a,b]稼働時間計
VWRKC[a,b]ワークカウンタ
VTMNO同期タッピングトルク監視パラメータNo.
VTMDT[ ]同期タッピング監視パラメータ
VSLNO主軸過負荷監視パラメータNo.
VSLDT[a,b]主軸過負荷監視パラメータ
VPF1F[ ]F1桁パラメータ送り速度
VPF1M[ ]F1桁パラメータ最大値
VPF1CF1桁パラメータ加減速データ
VGCOD[ ]実行中Gコード
VMCOD[ ]実行中Mコード
VSCOD実行中Sコード
VFCOD実行中Fコード
VDCOD実行中Dコード
VHCOD実行中Hコード
VMRIミラーイメージ状態
VPMNT時間用 分カウンタ
VRMNT分カウンタ
VPHUR日付用 時間カウンタ
VRHUR時間カウンタ
VQDAT日付カウンタ
VMSF*手動割込シフト量
VTLD1[ ]工具管理データ工具グループ番号
VTLD2[ ]工具管理データ工具寿命管理モード
VTLD3[ ]工具管理データOK/NGフラグ
VTLD4[ ]工具管理データ寿命フラグ
VTLD5[ ]工具管理データ第2工具補正番号
VTLD6[ ]工具管理データ第3工具補正番号
VTLD7[ ]工具管理データ工具寿命管理設定値
VTLD8[ ]工具管理データ工具寿命管理積算値
VMPTMOP工具番号
VMPC1MOPコントロール1
VMPC2MOPコントロール2
VMPC3MOPコントロール3
VMPC4MOPコントロール4
VMPC5MOPコントロール5
VIRD[ ]I/Oデータ(入力)
VORD[ ]I/Oデータ(出力)

原点オフセット量(VZOF*[ ])

[ ]内のワーク座標系番号の原点オフセット値の読み書きできます。

工具長補正量(VTOFH[ ])

[ ]内の工具長補正番号の工具長補正量の読み書きができます。

工具径補正量(VTOFD[ ])

[ ]内の工具径補正番号の工具径補正量の読み書きができます。

+ストロークエンドリミット値(VPSL*)

各軸の+ストロークエンドリミット値の読み書きを行います。値は機械座標系となります。

−ストロークエンドリミット値(VNSL*)

各軸の−ストロークエンドリミット値の読み書きを行います。値は機械座標系となります。

バックラッシュ補正量(VBLC*)

各軸のバックラッシュ補正の読み書きができます。

インポジション幅(VINP*)

各軸のインポジション幅の読み書きができます。

ホームポジション用インポジション幅(VHPI*)

各軸のホームポジション用インポジション幅の読み書きができます。

機械座標系原点(VMOF*)

各軸の機械座標系原点の読み書きができます。

+プログラマブルストロークエンドリミット(VPPL*)

各軸の+プログラマブルストロークエンドリミットの値を読み書きできます。本リミットはワーク座標系の値となります。

−プログラマブルストロークエンドリミット(VNPL*)

各軸の−プログラマブルストロークエンドリミットの値を読み書きできます。本リミットはワーク座標系の値となります。

ホームポジション位置(VHPP*)

各軸のホームポジション番号のホームポジション位置決め位置の読み書きができます。

センサ接触値(VSAP*)

自動計測用のメーカーサブプログラム(MSB)を実行後のセンサ、タッチプローブの接触位置を読み書きできます。

演算値(VRCO*)

各軸の演算値の(CON)の読み込みができます。

現在地(VAPA*)

各軸の現在値の(APA)の読み込みができます。

現座標系番号(VACOD)

現在選択されているワーク座標系番号の読み込みができます。

現工具番号(VATOL)

現在スピンドルについている工具の工具管理番号(工具種類+工具番号)の読み込みができます。データは2バイト長で、上位6ビットが工具種類、下位10ビットが工具番号に対応しています。

次工具番号(VNTOL)

次工具の工具管理番号(工具種類+工具番号)の読み込みができます。データは2バイト長で、上位6ビットが工具種類、下位10ビットが工具番号に対応しています。

座標系、工具データ組数(VSPCO)

NC装置の座標系組数、工具組数を示す仕様コードデータ1バイトの読み込みができます。

ビット番号 使用内容
bit7 工具データ100組
bit6 工具データ300組
bit5 工具データ200組
bit4 ワーク座標系50組
bit3 ワーク座標系20組
bit2
bit1
bit0 大容量ストア機能

メーカーサブプログラム用仕様コード(VSPSB)

メーカーサブプログラムの仕様を示す仕様コードデータ1バイトの読み込みができます。

ビット番号 使用内容
bit7 メーカーサブプログラム作成サブプログラム基準工具150mm
bit6 FM式タッチプローブサブプログラム
bit5 自動原点補正サブプログラム
bit4 寸法チェックサブプログラム
bit3 光式タッチプローブサブプログラム
bit2 自動工具折損検出サブプログラム
bit1 自動工具径補正サブプログラム
bit0 自動工具長補正サブプログラム

マシンロック(VMLOK)

現在NCがマシンロック状態かどうかの読み込みができます。

三次元グラフィック視覚度H(VGRH)

三次元グラフィックの水平視覚度の読み込みができます。読み込まれる値の単位は[度]です。

三次元グラフィック視覚度V(VGRV)

三次元グラフィックの垂直視覚度の読み込みができます。読み込まれる値の単位は[度]です。

プリンタコントロール(VPCNT)

プリント文と合わせて使用します。プリント文で本システム変数をプリントすると、VPCNTに設定されている値を出力します。「PRINT VPCNT」と指令すると、プリンタコントロールコード出力後に改行指令も出力されます。プリンタコントロールコードのみを出力させたい場合は、「SPRINT VPCNT」と指令します。

自動化仕様判定結果1(VOK1)

プリント文と合わせて使用します。設定値の範囲は0〜6、10〜16で、設定値とプリント出力の関係は以下のようになり、いずれも3文字を出力します。また、10〜16の場合には拡大文字表示となります。

PRINT VOK1
VOK1 設定値 表示
0 , 10 「   」
1 , 11 「 OK」
2 , 12 「+OK」
3 , 13 「+NG」
4 , 14 「−NG」
5 , 15 「 NG」
6 , 16 「   」
ENPTY 「   」

自動化仕様判定結果2(VOK2)

プリント文と合わせて使用します。設定値の範囲は0〜255まで可能ですが、プリント文で出力する場合には1〜2の範囲以外はアラームとなります。設定値とプリント出力の関係は以下のようになり、いずれも8文字を出力します。

PRINT VOK2
VOK2 設定値 表示
1 「TOTAL OK」
2 「TOTAL NG」

測定番号(VNUM)

プリント文と合わせて使用します。設定値の範囲は0〜9999で、設定値と出力の関係は以下のようになり、いずれも7文字を出力します。

PRINT VNUM
VNUM 設定値 表示
0 「No.   0」
1 「No.   1」
9999 「No.9999」
EMPTY 「No.   0」

プリンタコントロール(VINTG)

プリント文と合わせて使用します。プリント文で出力されるデータはすべて浮動小数点数として扱われますが、本システム変数では整数として表示させることができます。いずれも12文字を出力します。

プリンタコントロール(VPRT)

プリント文で指令した文字列を出力する際の、出力先と出力単位を指定します。

出力先 最小単位系 基準単位系
出力しない VPRT=0 VPRT=4
RS232Cのみ出力 VPRT=1 VPRT=5
表示画面のみ出力 VPRT=2 VPRT=6
RS232Cおよび表示画面へ出力 VPRT=3 VPRT=7

現工具番号(VTLCN)

現在スピンドルについている工具番号の読み書きができます。

次工具番号(VTLNN)

次工具番号の読み書きができます。

工具長・折損切換フラグ(VFST)

自動工具長補正・自動工具折損検出の基本的な動作モードの指定を行います。

ビット番号 動作モード
7 1のとき:主軸端面からの工具の長さを、工具長補正値とします。
2のとき:ワーク座標系の原点を設定するときには、使用する基準工具に対する相対長さを、基準工具補正量とします。
6 0とします。
5 0とします。
4 0とします。
3 1のとき:タッチセンサ位置へ位置決めするとき、X軸は移動しません。タッチセンサ位置がX軸と無関係に取り付けられているときに1とします。
2 1のとき:Z方向の自動工具長補正・折損検出に引き続き、Y方向の自動工具長補正・折損検出を行います。
1 1のとき:Y方向の自動工具長補正・折損検出を行います。
0 1のとき:自動工具長補正を行います。
0のとき:自動工具折損検出を行います。

送り速度クランプ値(VFDMX)

送りクランプ値の読み込みができます。

グラフィックカラー指定(VGCLR)

カラーグラフィックの色指定を行います。

VGCLR
番号 表示色
0 表示色指定キャンセル
1 青色
2 緑色
3 水色
4 赤色
5 紫色
6 黄色
7 白色
8 黒色
9 表示しない

プログラム単位系(VINCH)

現在NCが動作しているプログラム単位系の読み書きができます。

シーケンス復帰中フラグ(VRSTT)

自動運転モードで復帰サーチ「RS」コマンド実行にてONを行い指定シーケンスまでの復帰運転終了後OFFされるフラグで読み込みができます。設定値の範囲は、2進 8bitとなります。

稼働時間計(VDTIM[a,b])

稼働時間計がカウントする各種時間や、その設定値の読み込みができます。

ワークカウンタ(VWRKC[a,b])

ワークカウンタによるカウント数や、設定値の読み込みができます。

同期タッピングトルク監視パラメータNo.(VTMNO)

同期タッピング時のタッピングトルク監視パラメータ番号の読み書きができます。設定値の範囲は1〜5となります。

同期タッピングトルク監視パラメータ(VTMDT[ ])

[ ]内で示される同期タッピングトルク監視パラメータNo.の設定値の読み込みができます。

主軸過負荷監視パラメータNo.(VSLNO)

過負荷監視パラメータ番号の読み書きができます。設定値の範囲は1〜5となります。

主軸過負荷監視パラメータ(VSLDT[a.b])

主軸過負荷監視パラメータ番号の設定値の読み込みができます。

F1桁パラメータ送り速度(VPF1F[ ])

[ ]内のF1桁パラメータ送り指定番号の送り速度の読み書きができます。[ ]内の設定値の範囲は1〜9になります。

F1桁パラメータ最大値(VPF1M[ ])

[ ]内のF1桁パラメータ送り指定番号の送り速度最大値の読み書きができます。[ ]内の設定値の範囲は1〜9になります。

F1桁パラメータ加減速データ(VPF1C)

F1桁パラメータの加減速データの読み書きができます。設定値の範囲は0〜4000000となります。

実行中Gコード(VGCOD[ ])

現在の各Gコードグループのモードの読み込みができます。[ ]内にはGコードのグループ番号を指定します。読み込まれる値はGコードの数値で、G00モードの場合は0ではなく、254が読み込まれます。

実行中Mコード(VMCOD[ ])

現在の各Mコードグループのモードの読み込みができます。[ ]内にはMコードのグループ番号を指定します。読み込まれる値はMコードの数値で、M00モードの場合は0ではなく、254が読み込まれます。

実行中Sコード(VSCOD)

現在の主軸の回転指令(S)の指令値の読み込みができます。

実行中Fコード(VFCOD)

現在の切削送り速度Fの指令値の読み込みができます。

実行中Dコード(VDCOD)

現在の工具径補正番号の読み込みができます。

実行中Hコード(VHCOD)

現在の工具長補正番号の読み込みができます。

ミラーイメージ状態(VMRI)

現在のミラーイメージ状態の読み込みができます。データは1バイト長で、各軸が各ビットに対応しています。

bit
0 X軸
1 Y軸
2 Z軸
3 第4軸
4 第5軸
5 第6軸
6 0
7 0

時間用 分カウンタ(VPMNT)

時間毎にクリアされる分カウンタ。読み込まれる値の範囲は0〜59です。

分カウンタ(VRMNT)

4バイトのフリーランニング分カウンタ。

日付用 時間カウンタ(VPHUR)

日毎にクリアされる時間カウンタ。読み込まれる値の範囲は0〜23です。

時間カウンタ(VRHUR)

4バイトのフリーランニング時間カウンタ。

日付カウンタ(VQDAT)

2バイトのフリーランニング日付カウンタ。

手動割込シフト量(VMSF*)

各軸の手動割込シフト量の読み込みができます。

工具管理データ(VTLD*[ ])

[ ]内の工具管理データの読み書きができます。※*には1〜8が入ります。

MOP工具番号(VMPT)

0〜9までの整数でMOP-TOOLの工具データの分類番号を指定します。

MOPコントロール1(VMPC1)

無負荷データのサンプリングを指定します。

MOPコントロール2(VMPC2)

MOP-TOOLの入/切を指定します。

MOPコントロール3(VMPC3)

過負荷監視機能の入/切を行うためのものです。

MOPコントロール4(VMPC4)

エアカット短縮機能の入/切を行うためのものです。

MOPコントロール5(VMPC5)

適応制御機能の入/切を行うためのものです。

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